【相場】こけしの買取価格はいくら?盛秀太郎・佐藤周右衛門・佐藤栄治
この記事でわかること
  • こけしの買取価格の相場が知りたい
  • 高く売れるこけしの特徴は?
  • こけしの買取はどこに依頼するのがおすすめなの?

こけしは、江戸時代後期から東北地方の温泉地で子ども向けの木人形として誕生しました。
おもちゃやお土産のために作られてきましたが、東北出身の有名な作家がこけしの装飾に挑戦している例も見られます。

店員さん店員さん

実は、こけしは400万円でオークションにて落札されることもある美術品です。この記事では、こけしの買取価格の相場や高額買取できるこけしの特徴を紹介します。

\相場以上の高額買取/

こけしの買取価格の相場

こけし(土湯系・弥治郎系・遠刈田系・蔵王高湯系・作並系)

画像引用:Wikipedia|こけし

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こけしの買取価格は産地よりも作者で決まることが多いです。有名な作者が作っているこけしは10,000円以上で取引されることも少なくありません


こけしの買取価格の相場は骨董品の中では安いです。
ただし、有名な作家が作った美術的価値の高いこけしは高額買取が期待できます。

津軽系こけしの買取価格

津軽系こけしの種類 買取価格の相場
棟方志功のこけし 10,000円~
盛秀太郎のこけし ~1,000,000円
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津軽系こけしはおかっぱ頭やくびれた胴が特徴。模様はねぶたに影響を受けたとされています。さまざまな技法に影響を受けた比較的歴史の新しいこけしです。

棟方志功

棟方志功

画像引用:Wikipedia|棟方志功

青森出身の版画家・棟方志功はこけしの絵付けにも挑戦していました。
地元・青森の黒石市では棟方志功が手掛けたこけしを展示しています。

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棟方志功が主に創作していたのが版画だったため、こけしはわずかしかありません。希少性が高いことから買取価格が期待できます。

関連サイト:黒石市|棟方志功の描彩こけし展示

盛秀太郎


盛秀太郎は温湯村(現・黒石市)出身のこけし工人です。
棟方志功が「この国一番」と認めるほど優れたこけしを作り続けた人物でした。
黒石市無形文化財指定や労働大臣表彰など数多くの受賞歴からもわかる通り高い工芸技術が評価されています。

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盛秀太郎のこけしは100万円以上の買取価格で取引された事例もあります。もしご家庭に盛秀太郎のこけしが眠っているならぜひ買取を依頼すべきです。

参考サイト:黒石市|この国随一のこけし作り 盛秀太郎(もりひでたろう)

南部系こけしの買取価格

南部系こけしの種類 買取価格の相場
松田徳太郎のこけし 要見積もり
佐々木覚平のこけし 要見積もり

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南部系こけし(キナキナ)は頭がクラクラと動くことが特徴です。胴の形は特に定義がありません。無彩色のこけしが多いです。

松田徳太郎

松田徳太郎は盛岡市出身のこけし工人です。

大正から昭和にかけて、同号の寺沢政吉や安保一郎らとともに4寸ほどのキナキナを作っていました。

当時の盛岡のキナキナは作者不明の作品が多いため松田徳太郎が作った作品は貴重です。

佐々木覚平

佐々木覚平は岩手県和賀郡生まれのこけし工人です。

こけし工人の佐々木与始郎・センの子として生まれ、佐々木家の9代目にあたります。

佐々木家のこけしだけでなく、佐々木家のルーツである志戸平のこけしを追求し続けました。

戦後のこけしブームとともに覚平のこけしも高く評価されています。

参考サイト:いわての文化情報大事典|南部系覚平こけし

木地山系こけしの買取価格

木地山系こけしの種類 買取価格の相場
小椋久太郎のこけし 要見積もり
高橋兵次郎のこけし 要見積もり
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木地山系こけしは頭の形がらっきょう型になっているのが特徴。菊・着物・前垂れ模様に彩色されています。

小椋久太郎

小椋久太郎は秋田県雄勝郡(木地山)のこけし工人です。

父・小椋久四郎から家業を学び、15歳頃からこけしを作っていたことが確認されています。

「ランプの下でこけしを作る名人」とメディアで取り上げられたこともありました。

木地山系こけしの代表的な工人である小椋久太郎のこけしは買取価格が期待できます。

高橋兵次郎

高橋兵治郎(兵次郎)は秋田県川連村出身のこけし工人です。

昭和7年にこけしの蒐集家の橘文策が川連を訪問したとき、高橋兵治郎のこけしを「7寸のこけしの新鮮さは東北で屈指の収穫だった」と著書『こけしざんまい』の中で語っています。

戦後は弟子の樋渡治一や小野寺徳一を育てました。

鳴子系こけしの買取価格

鳴子系こけしの種類 買取価格の相場
大沼岩蔵のこけし ~60,000円
桜井昭寛のこけし 要見積もり
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鳴子系こけしは水引きで結んだ髪型が特徴。首を回したときにキュッキュッと音が鳴ります。

大沼岩蔵

大沼岩蔵は宮城県玉造郡鳴子町に生まれたこけし工人です。

師匠は兄の大沼岩太郎で、彼から小物技術を習ったと言います。

技術には相当な自信があり、神経質で繊細な仕上げだったそうです。

弟子は弟の大沼甚五郎や大沼健三郎、桜井万之丞らがいました。

桜井昭寛

桜井昭寛は鳴子町に生まれたこけし工人です。

桜井万之丞を祖父に持ち、父の昭二とともにこけしを作ってきました。

昭和57年よりこけし通りにある桜井こけし店を手伝っています。

なお、長男の尚道は弟子でもあり、平成29年頃からこけし製作をはじめました。

作並系こけしの買取価格

作並系こけしの種類 買取価格の相場
平賀謙次郎のこけし 要見積もり
里見正雄のこけし 要見積もり
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作並系こけしは細い胴が特徴。かつて子どもが握って遊んでいた名残と言います。カニ菊(赤黒で描かれた牡丹のような花)と呼ばれる模様も作並系ならではです。

平賀謙次郎

平賀謙次郎は宮城県作並のこけし工人です。

昭和16年から自身の絵名義でこけしを世に出すようになりました。

父・謙蔵の作風に忠実ですが、すらりと長い鼻や眉や目は父に比べて太めです。

昭和40年代のこけしブームに伴い謙次郎の作品の多くも高く評価されました。

里見正雄

里見正雄は仙台市福沢生まれのこけし工人です。

佐藤賢治に師事し胞吉型のこけし作るようになりました。

独学で研究を重ね、蒐集家の久松保夫の家を訪れた際は高橋胞吉のこけしをノギスで測ったと言います。

昭和50年代には胞吉型の優れた作者という評価を受けました。

遠刈田系こけしの買取価格

遠刈田系こけしの種類 買取価格の相場
佐藤周右衛門のこけし ~750,000円
大宮正男のこけし 要見積もり
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遠刈田系こけしは手柄(放射状の髪飾り)が特徴。模様は重ね菊や梅などが多いです。

佐藤周右衛門

佐藤周右衛門は天保時3年に生まれたこけし工人です。

こけし工人の中では古い時代の人物で、周右衛門のこけしは骨董的価値が高くオークションで高額落札された事例もありました。

仙台藩主の伊達慶邦の前で佐藤文吉とともに二人挽きロクロを実演したなど、腕のよさを推し量るエピソードも多数あります。

遠刈田に足踏みロクロが伝えられた際、周右衛門が中心となって仲介したそうです。

大宮正男

大宮正男は宮城県刈田郡遠刈田出身のこけし工人です。

兄弟子の佐藤友晴や我妻市助らの影響を受けた作品が多く見られます。

戦後は佐藤文助風の甘い表情のこけしが増えました。

弥治郎系こけしの買取価格

弥治郎系こけしの種類 買取価格の相場
井上ゆき子のこけし 要見積もり
佐藤栄治のこけし ~250,000円
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弥治郎系こけしはロクロ線模様の頭が特徴。胴はくびれていて、模様は襟・袖・裾がついているのがカラフルです。

井上ゆき子

井上ゆき子は福島県耶麻郡西会津町生まれのこけし工人です。

鹿間時夫は井上ゆき子と夫・小林史郎夫妻のこけし製作の腕を見込んで、佐藤栄治のこけし復元を依頼しました。

栄治型のこけしの復元以降、井上ゆき子夫妻は伝統こけし製造の技術に意欲を持ちます。

井上ゆき子の高い描彩能力によって描かれたこけしは情感豊かで蒐集家からの人気も高いです。

佐藤栄治

佐藤栄治は宮城県白石市(弥治郎)生まれのこけし工人です。

明治20年頃より一人挽きの技術を習得し、弥治郎系こけしの確立に努めました。

長男の伝内らを弟子に持ちますが、彼らがこけし工人として活躍すると、栄治はロクロから離れ村の区長として勤め始めます。

弥治郎系こけしの創始者であり非常に優れた人徳者の区長だったそうです。

肘折系こけしの買取価格

肘折系こけしの種類 買取価格の相場
横山政五郎のこけし 要見積もり
奥山運七のこけし ~3,000,000円
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肘折系こけしは手柄(赤い髪飾り)と太い直胴が特徴。振るとシャカシャカと音が鳴る作品もあります。

山形系こけしの買取価格

山形系こけしの種類 買取価格の相場
武田卯三郎のこけし 要見積もり
小林吉兵衛のこけし 要見積もり
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山形系こけしは前と左右にある髪の毛と細い胴、小さい頭が特徴。紅花・梅・牡丹などの模様が多いです。頭のてっぺんは手絡の飾りが描かれています

蔵王高湯系こけしの買取価格

蔵王高湯系こけしの種類 買取価格の相場
石塚智のこけし 要見積もり
志田楓のこけし 要見積もり
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蔵王高湯系こけしは割れた鼻と太くて重量感のある直胴が特徴。模様は桜くずしや重ね菊などの模様です。

土湯系こけしの買取価格

土湯系こけしの種類 買取価格の相場
半澤正則のこけし 要見積もり
渥美壽雄のこけし 要見積もり
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土湯系こけしは小さな頭と細長い胴、返しロクロ線が特徴。頭部は蛇の目模様の赤い髪飾りです。

高価買取が期待できるこけし

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高額買取が期待できるこけしの特徴をまとめました。

  • 有名な作家が作ったこけしであること
  • こけし札や共箱などの付属品があること
  • ヒビ・割れ・塗装の修復跡がないこと

高額買取が見込めるこけしの特徴をひとつずつ見てみましょう。

有名な作家が作ったこけしであること

無銘のこけしと比べると作家が作っているこけしは高額買取の可能性が高いです。
たとえば、棟方志功や大沼岩蔵が作ったこけしは10,000円以上の高額買取が見込めます。
普段はこけし以外の作品を作る作家のこけしはプレミア的価値があるかもしれません。

こけし札や共箱などの付属品があること

こけしは作品の詳細が掛かれた木の札(こけし札)や共箱などの付属品がついています。
どんな作品かわかるこけしのほうが高額になる可能性は高いです。
古いこけしだと付属品が見当たらないこともありますが買取価格に大きく影響を与えるので一度探してみてください。

ヒビ・割れ・塗装の修復跡がないこと

古いこけしはスレや色あせによる劣化が見られます。
100年以上の前のこけしは骨董品的価値があるため多少の劣化はやむを得ません。
ただし、大きな傷や塗装による修復跡などがあると買取価格が下がってしまいます。

こけしの買取方法のおすすめは宅配買取

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こけしは配送しやすい美術品なので宅配買取がおすすめです。


こけしは大きくても30cm程度しかありません。
木製のため配送中に壊れる可能性が低いことも特徴です。
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買取価格は高くても数万円ということもあり、こけしが1点または数が少ない場合は出張買取をしてもらうのも難しいと考えられます。店舗に電話・メールするときは宅配買取を依頼しましょう。

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こけしが高く売れる業者はどこ?

近年、こけしはその魅力が見直されてブームになっています。
有名な作家が作った古いこけしは骨董品や工芸品としての価値があるため、高額買取の可能性が高いです。
ブームが追い風になっているので古いこけしは早めに買取に出すことをおすすめします。

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こけしを高額買取できる骨董品買取業者は日晃堂。買取を依頼した利用者の80%以上が満足する骨董品買取の専門店です。高額買取が期待できるのでぜひ査定を依頼しましょう。