ローンが残った骨董品は買取できる?規約違反や会員資格停止のリスク

ローンが残っている骨董品を売ってよいかと疑問に感じていませんか?
結論からお話すると、所有者が金融機関や信販会社になっているならNGです。
ローンの仕組みと規約違反時に起きることを解説します。

\30社から高価買取店を比較/

ローンの残債がある骨董品の買取が禁止の理由

ローンが残っている骨董品を買取に出すのは禁止です。
まずはローンの仕組みや規約違反時のリスクを説明します。

骨董品をローンで購入する仕組み

骨董品を買うときはローンを組みます。
骨董品をローンで買う仕組み

ローンで骨董品を買う流れ
  1. 消費者が金融機関・信販会社とローン枠の契約を結ぶ
  2. 消費者がローン契約を実行して骨董品を購入
  3. 金融機関・信販会社が骨董品の代金を立て替えて骨董品屋に支払う
  4. 消費者は毎月ローンの残債を返済する

ローンの残債がある骨董品の所有者は金融機関・信販会社です。
返済が終わるまで所有者は自分ではありません。
代金を立て替えてもらっている以上、骨董品の買取を出すことは禁止されています。

ローンが残る骨董品の売却発覚時は一括返済

骨董品は持ち主を公的機関に届ける必要がありません。
そのため、もしローンが残った骨董品を売却しても、金融機関や信販会社側は勝手に売られたことがわからないのが実情です。

もしローン契約が残る骨董品買取が所有者に発覚した場合、残債の一括返済を要求されます。
また、法律上は横領罪に該当するため刑事事件に問われる可能性も0ではありません。
悪質なケースを除けば警察沙汰になるケースはほぼありませんが大量の骨董品を売るときはご注意ください。

遺品整理で骨董品を売る場合、手元にある絵画や刀剣がローン契約を結んでいるかわからないということもあります。
相続人が亡くなったときに債務を確認するようにしましょう。

カード会員資格をはく奪されるリスク

クレジットカードのリボ払いなどでローンを組んで骨董品を買う人もいます。
気軽に利用できるのでローンを組んでいる感覚がない人もいるかもしれません。
ただし、残債がある骨董品を勝手に買取に出すのも規約違反です。

クレジットカードを利用するとき、利用者はカード会社の会員になります。
カード会社が利用者の所得や支払い能力を照会して会員権を認め、毎月融資を認めているのがクレジットカードのシステムです。

リボ払いで購入した骨董品を勝手に買取に出した場合、多くのケースで規約違反に該当します。
規約違反に該当するためカード会社から会員資格をはく奪される可能性も高いです。

仮に会員資格をはく奪されると今後はクレジットカードの利用が難しくなります。
ローンを組んだ骨董品の売買に重大なリスクがあることは事前に理解しておきましょう。

ローンがある骨董品を売ることが許される例

ローンを組んだ骨董品を売ることは必ずしも違法とは限りません。
ここでは、ローンの残債がある骨董品を売買しても問題にならないケースを紹介します。

所有者が自分である

ローン契約をした骨董品を売るのが問題になる理由は所有者が自分ではないからです。
金融機関や信販会社ではなく、自分が所有者なら何ら問題はありません。

ローン契約時の所有者がどうなるかは契約書を読むとわかります。
もし契約書を紛失していたりご家族の契約だから不明だったりする場合、金融機関や信販会社に確認しましょう。

買取店がローンの借り換えをする

骨董品買取業者がローンの借り換えを実行して骨董品を買取することもあります。
骨董品は原則1点モノなのでローンを理由に買取を拒否するのは得策ではないからです。

たとえば、金融機関や信販会社に対して業者が全額を一括返済するなら問題はありません。
業者が新しい所有者になるので自由に売買することができます。

骨董品は高額なのでローンを組んで購入した人も多いです。
ローンが残る物品を売るのは違法になる可能性があるため、彼らから骨董品を買取して次の買い主に売るときは業者も慎重になります。

ローンが残る骨董品買取の実情

ローンが残る骨董品は買取に出すべきではありません。
ただし、現実には残債がある状態で骨董品を売る人もいます。

ローンが残る骨董品を売る理由

ローンがある骨董品ですが現実的には多くの方が売却をしているのが実情です。
以下のような理由が挙げられます。

生活苦による骨董品の売却

お金がなくても骨董品を買いたい人や、お金に余裕があったが骨董品が趣味で使い込んでしまうという人もいます。
生活が苦しくなりローンの返済に行き詰って骨董品を売却するのは望ましいことではありません。

骨董品買取の場合、購入価格より売却価格が高くなることがあります。
もしローンの残債より高く売れるなら、ローンは骨董品を売ってすぐに一括返済してください。

今の骨董品に飽きた

コレクターの方の中には、ローンが残っていても新しい骨董品を買いたくなる衝動に駆られる人も少なくありません。
手元にある骨董品を売りに出して次の骨董品を買うときに、ローンがある今の骨董品を売ってしまうことがあります。

骨董品店やオークションで見かけた骨董品を購入したのに、部屋に置いたらまったく気に入らずに売る人も稀にいるようです。
ローンを組んだばかりで売却するのはもったいないですが、手元にあっても仕方ないからと売る場合は注意しましょう。

買取に出す骨董品のローン契約は要注意

骨董品は高額なローンを組んでいることも珍しくありません。
いざ買取に出すときにローンを組んでいる金融機関や信販会社との間でトラブルになることも考えられます。
相続時の遺品整理やお金がないときの金策で買取を依頼する人もいますが十分に注意してください。