骨董品とは?骨董品の種類とアンティークとの違いを徹底解説
この記事でわかること
  • 骨董品とはどんな意味か言葉の定義が知りたい
  • どんなものが骨董品に当てはまるの?
  • 骨董品の価値はどうやって決まるの?

「骨董品」という言葉をよく聞きますが、実際にどういう意味があるのか知っていますか?

ただ古いモノだから骨董品というわけではありません。

骨董品の意味や、どんなものが骨董品に当てはまるのか詳しく説明します。

店員さん店員さん

骨董品の定義や言葉の意味がわかると、価値を見極めやすくなったり売買しやすくなったりなります。まずは骨董品の基本を押さえておきましょう。

骨董品とは?意味とアンティークとの違い

骨董品の定義は明確に決まっています。

骨董品(アンティーク)とは、製造から100年以上経過した手工芸品や工芸品、美術品を定義しています。これはWTO(世界貿易機関)でも採用されている考え方です。ただし、日本国内では数十年前のものでも骨董品と呼ぶため100年以上経ったものとは限りません。

欧米諸国ではより細かく分類されています。

骨董品よりも新しい物の場合は100年に至らないものをジャンク古いだけで価値のないものをラビッシュと呼ぶなど、細かな分類もあるようです。

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ちなみに、日本国内でも言葉の使い分けがあります。20~30年以上前に製造されたものをヴィンテージ製造年数には関係なくヴィンテージ風のものをレトロという言葉を用います。

参考サイト:いわの美術株式会社|骨董品の定義

骨董品の種類

日本は骨董品の定義があいまいなので骨董品買取業者も古そうなものであれば対応します。

買取業者が対応する骨董品の種類を見てみましょう。

絵画

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有名な画家が描いた作品はかなりの高額で取引をされていますが絵画は贋作も少なくありません。そのため高い鑑定力が必要であり、的確な査定が難しい場合も多々あります。

絵画の中にも骨董品はあります。

たとえば日本画も歴史は非常に古く、1400年以上も昔の飛鳥・奈良時代まで遡ります。

当時作られた古墳の中には四神や色鮮やかな男女群像のものなどの壁画がいくつも発見されているのが現状です。

室町時代には狩野派によってつくり出された山水画と伝統的な大和絵が組み合わさることによって、全く新しい絵画の様式を生み出していました。この様式は今も受け継がれています。

もちろん洋画も時代や描かれた国によってさまざまな様式があります。

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たとえば版画は1億円近い取引価格で落札されることも珍しくありません。以下のページでは高額査定が期待できる版画買取業者や評価額の相場を紹介します。

関連ページ:【徹底比較】版画買取のおすすめ人気店ランキング9選!買取価格の相場はいくら?

着物

骨董品や美術品買取業者は着物の買取もしています。

ブランド価値が高かったり作家が作ったりしている着物は、他の美術品と同様に高額買取が期待できるからです。

着物専門の蒐集家も少なくありません。

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たとえば人間国宝・木村雨山が製作した加賀友禅は数十万円になる事例もありました。お手元の着物を売りたいときは着物買取の専門業者へご相談ください。

関連ページ:【徹底比較】着物買取の人気店ランキングおすすめ5社

茶道具

茶道具

茶道具は骨董品の華です。

歴史は古く、平安時代までさかのぼることができます。

昔は武将への褒美として与えられていました。

見事な細工が施されたような素晴らしいモノは、貴重なものになると高額で取引されています。

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茶道具の作家で有名な人と言えば千利休。千利休は茶道について詳しくない方でも知っていると思います。ほかにも1923年に誕生した五代鵬雲斎は、現在の茶人として有名です。

  • 蓋置:蓋や柄杓を置くもの
  • 香合:香を入れるもの
  • 水注・水指
  • 長板
  • 花入
  • 銅鑼
  • 喚鐘
  • 皆具

上記のように茶道具の種類が豊富のため、茶道具を見極める確かな目を持つ鑑定士は決して多くはありません。

茶道具を専門に取り扱う鑑定士による経験と知識の多さによって正確な鑑定ができます。

陶磁器

陶磁器とは、土や石を原料として成型され窯に入れて焼き上げたものです。

日本において陶磁器の歴史は古く、およそ13,000年前ともいわれています。

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代表的な陶磁器は、教科書にも載っている「縄文土器」や「弥生土器」です。古墳時代になると朝鮮半島から穴釜などの技術が伝えられ、野焼きよりも高温で焼き上げることが可能になりました。その結果「須恵器」がつくられるようになったと言われています。

さらに奈良時代には釉薬を用いるようになり、陶器が誕生しました。

室町時代になれば、六古窯など今でも残る地方窯が誕生。

安土桃山時代には唐津で登り窯が作られるなど、その時代時代によって新しい技法で作られた陶器が生まれています。

陶器には土器・炻器・陶器・磁器の4種類に分類されます。

  • 土器:700~800度で粘土を用いて生成され焼き上げたもの
  • 炻器:1200~1300度でアルカリや鉄を含む粘土を用いて生成され焼き上げたもの
  • 陶器:吸水性の高い粘土質の土に釉薬を塗り、1200度前後で焼いたもの
  • 磁器:陶石を原料としているもの

刀剣・甲冑

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刀剣や甲冑は、貴族文化によって培われた美意識も取り入れられた美しい装飾品も付属した道具です。刀や甲冑以外にも兜・槍・小手・具足・軍旗・軍配団扇などの武具も骨董品の種類に含まれます。

明治時代に入ると、条例によって刀を禁止されてしまい武士は絶滅の一途となりました。

新たな刀作りは減りましたが武士の魂でもある日本刀や甲冑は美術品として高額取引されています。

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日本刀などの刀剣類や古式銃砲に関しては、各都道府県の教育委員会発行の銃砲刀剣類登録証が必要です。売買や譲渡を行う際には、この登録証が必要なので必要に応じて準備するようにしておきましょう。

関連ページ:【徹底比較】日本刀・刀剣買取のおすすめ人気ランキング5選!平均的な買取価格の相場を徹底調査

おもちゃ

おもちゃについては、明確にコレという定義はありません。

遊ぶための道具として、「おもちゃ」という言葉が広く用いられているのが現状です。

子供が遊び、発育を促進するためのものという考え方が主ですが、大人が楽しむための道具として使用されている一面もあります。

手工芸品などの中にも遊び道具として用いられるものが色々あり骨董品として扱われることも多々あるようです。

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昭和のブリキ製のおもちゃ・カード・シールなどが高額で取引されています。キンケシやミニカーなども骨董品として取り扱われています。こけしが数百万円で落札された事例もあるので以下のページもぜひご覧ください。

関連ページ:【相場】こけしの買取価格はいくら?盛秀太郎・佐藤周右衛門・佐藤栄治

骨董品の価値

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骨董品に定価はないのでどこで売るかによって金額は大きく変わります。ただし、相場がまったくないという訳ではなく、ある程度の目利きをもった鑑定士に依頼すると、多少の誤差はあるもののほとんど変わらない査定額になるはずです。

一般的に製造してから100年以上を経過しているような骨董品は高額査定される傾向があります。

相場だけでなく、保存状態や付属品の有無、製作者、ブランドなどによって査定額は大きく影響を及ぼします。

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骨董品の鑑定額はどう評価する?鑑定士の技術や鑑定料の相場」のページでも紹介しましたが、骨董品はプロの鑑定士でも間違えてしまうほど目利きが難しいです。素人だとなおさら価値を見極めることは困難。骨董品の適正な価値が知りたい方は鑑定技術に優れた骨董品買取業者を探してください。

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骨董品の真贋と鑑定

骨董品は残念ながら、すべてが本物という訳ではありません。

骨董品の中には有名な作家を真似して製造しているものが多くあり、その仕上がりも素人の目では分からないほど精巧なものもあります。

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真贋を見極めるためには、その骨董品に詳しい鑑定士に依頼するのが一番です。ただ、鑑定に出す価値があるのか、誰に鑑定を依頼すべきなのかを知るためにご覧ください。

骨董品の真贋や価値

骨董品の真贋を見極めることは非常に難しいです。

店員さん店員さん

素人だとほとんどわからないのが正直ですが骨董品の真贋を見極める3つのポイントを紹介します。鑑定料がかかることもあるので、まずは鑑定してもらう価値がある骨董品かを考えるためにご確認ください

サインの有無

有名な作家の美術品はサインがあることがほとんどです。

自分が作ったものということを証明するためにサインや刻印などの目印が付けられているケースが多く見られます。

まずは骨董品にサインがあるかどうかをチェックしてください。

いつぐらいの年代のモノか

骨董品の場合、製造された年数が古いほど貴重なので価値が高くなる傾向にあります。

骨董品の箱や付属品に製造時期や年代が明記されていることもあるので、いつ作られたのかチェックしましょう。

関連ページ:骨董品買取に必要なものや準備することは?未成年からの買取依頼などのよくある質問

素材は何か

骨董品の素材も重要な価値を左右する重要なポイントです。

たとえば、象牙や翡翠・金銀製品などの素材は高級品であり、これらの材質で製作されたモノは必然的に価値が高くなります

骨董品の鑑定士

骨董品を見極める人を一般的に「鑑定士」と呼びます。

鑑定士の資格はありません。

ただし、骨董品や美術品の専門性を証明する資格もあるので見てみましょう。

骨董品の鑑定士の資格

結論から言うと、骨董品の鑑定士になるために必要な資格はありません。

つまり自己申告で、鑑定士と名乗れば、その日から鑑定士になることが可能です。

ただし、各分野の専門資格はあるので一部をご紹介します。

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たとえば、刀剣評価鑑定士は日本刀の持っている価値を正確に判断し、美術的な的確な価値を見極め、評価査定を行うために、十分な知識と経験を有している者に与えられる資格です。刀剣の知識だけでなく、取り扱い方法、刀剣に関する銃刀法・銃砲刀剣類登録証などの知識も求められるため専門性があります。

骨董品の鑑定士の信頼性

骨董鑑定士は前述したように決められた資格はありません。

そのため、美術品鑑定士や骨董品鑑定士を名乗る人もいますがそれだけで信頼するのは難しいです。

特定の美術品の有資格者や学芸員資格、鑑定歴が長い、美術系の大学を出ているなど、鑑定士ごとの特徴を見ておきましょう。

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前述の刀剣評価鑑定士なら、全国刀剣商業協同組合が検定試験を実施しています。全刀商の組合員・賛助会員を対象に検定試験を実施。合格者は有資格者を名乗ることができます。

骨董品の鑑定料の相場

骨董品の鑑定を頼む際、基本的には鑑定料を支払います。

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骨董品の鑑定料は3万円から6万円程度が相場。ただし、鑑定に要した時間や持ち込んだ骨董品の数、骨董品売却価格の10%から20%を鑑定料とするお店もあります。

最近では骨董品の鑑定料をもらわずに鑑定を請け負っている買取業者も存在しています。

利用者の立場からすると便利なサービスなので骨董品の買取を検討している方はぜひご活用ください。